CoCTRPG『雪の日のクリームシチュー』3
KP:1話⇒CoCTRPG『雪の日のクリームシチュー』1 - うちの四季さん
:2話⇒CoCTRPG『雪の日のクリームシチュー』2 - うちの四季さん
KP:二階に向かった夏の描写から始めようか。今どこ?
夏:階段上がってるとこ、間取り図片手にね。
KP:まずどの部屋を見るつもり?
夏:うーん…。子ども部屋にしようかな、手前だし。
KP:じゃあ子ども部屋ね。ピンクが基調の女の子の部屋、小さなベッドとタンス、勉強机が置いてあるよ。
夏:うわぁ…。アタシには無縁の部屋だわ…。じゃあ先に勉強机から目星。
目星【夏:45=56】失敗
夏:うん、知ってた。
KP:なんか、わしゃーって散らかってるね。
夏:散らかってるだけなら大したことないかな、じゃあベッドは?
KP:ただのベッドだね。寝るなら体を縮める必要が…。
夏:寝ないから!じゃあタンス。一応一段ずつ目星。
KP:タンスのうち1段が何かに引っかかって開きにくくなってるのに気がつくね、でも夏の力なら頑張れば引けそう。
夏:じゃあ頑張る!
KP:夏が力任せに引っ張ると、引き出しの引っかかりが外れて開く。引き出しにはおままごと用なのか、食材を象った玩具が散乱していた。しかし、その食材のどれもが赤色で濡れていた。その赤色からは鉄の匂いがして、夏はすぐに血液だと気が付く。SANチェックです。
SAN値【夏:59=1】クリティカル
KP:おぉ、じゃあ減少無しだね。血濡れていると言っても大した量ではなく、夏はあまり恐怖とは思わなかったね。
夏:っしゃー!じゃあ目星!
目星【夏:45=59】失敗
夏:あちゃー……。
KP:うん、まぁさっきクリティカルだったし、おまけでOKにしてあげるよ。引き出しからは【どこかの鍵】が手に入るよ。
夏:鍵?鍵かぁ…。どこのだろ。まぁいいや、次は正面の納戸を調べる!
KP:じゃあその前に春達の方へ戻るよ。
KP:春ー、大丈夫?
春:大丈夫です、次は床下収納を調べます。
KP:はいはい。秋たちは?何もしない?
秋:春姉様が何もするなというのであれば、椅子に座って待ちますわ。KP、何か与え忘れた情報はありますか?
KP:うん、ぶっちゃけあるよ。でも探索してくれないと見つけられないかも。
秋:それはリビング内ですの?
KP:アイディアか目星振って!
アイディア【秋:85=46】成功
KP:秋がリビングを見渡すと、壁に油絵が掛けられてるね。あと、カーテンが閉めっぱなしだよ。
秋:…それだけですの?
KP:うん!
秋:…冬、私はカーテンと油絵が気になるので行きたいのですが、冬はどうするんですの?
冬:秋姉ぇが行くなら一緒に行く…。ね、銀ちゃん
銀:うん、私も一緒にいいですか?
秋:え!?あ、あー…。えぇ、構いませんわ…。(忘れていましたわ、チビっ子が居ることを)
KP:じゃあ秋達から先に処理するね。何処に先に行く?
秋:一番近そうな油絵からにしますわ。何の絵か分かるかしら?
KP:水車の書かれた絵だよ。ちょっと目星振ってみて。
目星【秋:25=55】失敗
KP:知ってた!
秋:冬!目星だけでも振りなさい!
冬:うぇぇ…。冬がやるのぉ?
目星【冬:25=22】成功
KP:すげぇ、初期値で成功したね。じゃあね、ふと視線を落とすと油絵の下の床、そこに違和感を覚えるね。
冬:秋姉ぇ、床…ヘン。
秋:床?ですか?冬の言った場所に触れます。
KP:床はスライドして横にズレ、そこからハッチが現れるね。ハッチには鍵穴があって鍵が掛かってるよ。
秋:…これ、重要じゃありませんの?!
KP:うん、ちょっとだけ重要w
秋:……。まぁ、開かないのであれば仕方ありませんわ、次はカーテンを開けてみます。
KP:カーテンを開けば外へ通じる大きな窓があり、外は大雪なのか吹雪いているのが分かるね。時刻は夜、外は真っ暗だよ。
秋:ここから逃がす気はない、という暗示かしら。カーテンを閉めてハッチを見つけた事を春姉様に伝えます。
KP:はいはい、じゃあ春の描写にしよっか。
春:床下収納を調べます。
KP:床下収納に鍵はなく、簡単に開くよ。中には【バター】と【ベーコン】があるよ。
春:…そう。何もなくて良かった。KPさん、他に調べられる所はある?
KP:んー…。キッチンはもう無いかな。
春:そう。あ、そうだ秋ちゃん、お風呂場を調べた事も一緒に教えて頂戴?
秋:は、はい。ではまず、ハッチを見つけた事を伝えた後に、洗面台、お風呂場に目星いものは無かった事を伝えますわ。
春:そう、なら鍵は二階かしら…。
KP:二階行く?
春:その前に、階段の横に扉があるんでしたよね?そこを見に行きます。
KP:ん、りょうかーい!じゃあ春はキッチンの扉から出て階段隣の扉を開けるね。そこはトイレでした。目星しても何も出てきません。
春:じゃあ一度キッチンに戻って、私も二階へ行くことを秋ちゃん達に伝えます。
冬:ま、待って!冬も一緒に行く、だから置いていかないで、春姉ぇ…。
春:じゃあ、みんなで二階に行きましょう?
KP:このタイミングで夏が納戸に入った事にしようか。夏の描写するね。
夏:はいはい。
KP:納戸は、とりあえず欲しいものが手に入るよ。ただ必要に応じて幸運を振ってもらうけど。
夏:欲しいものか…。アタシも戦闘がある気がするから、バットとかない?
KP:…この家の設定上なさそうだから、幸運振って?
幸運【夏:60=86】失敗
KP:さっき見たとおり、この家は女の子が居る家庭みたいだがらバットはなさそうだね。
夏:じゃあ拳銃。アタシじゃなくて冬用に、アイツ結構ビビってたから。ココってさ、さっきの女の子の家でしょ?多分外国だよね、ならありそうなんだけど。
KP:うーん、あったとしても納戸にしまうかなぁ…。
夏:幸運でもいいから、早くして!
幸運【夏:60=79】失敗
KP:残念でした!
夏:じゃあもういいよ!出る!(おこ)
KP:夏が納戸から出ると春達と合流するね。
夏:冬、もう動けるの?
冬:うん、ちょっと落ち着いた…。御免ね、夏姉ぇ…。
夏:良いってことさ。コレ、この家の見取り図だけど、銀は見覚えある?
銀:え…私?……御免なさい、分からない
夏:あっそ、多分アンタの家だと思うんだよね、子供部屋は一個で女の子の部屋みたいだったし。
春:夏ちゃん、決め付けるのは良くないわ。
夏:ううん、絶対にこの子の家だよ。分かる。
秋:そ、そんな事より、他の部屋も調べましょう?夏姉様、ほかの部屋はドコを調べてないんですの?
夏:寝室と書斎がまだ…。
秋:なら、私と夏姉様が書斎を調べますので、春姉様と冬、銀ちゃんは寝室をお願いします。さぁ行きましょう!と言いながら夏姉様の背中を押して急かしますわ。
CoCTRPG『雪の日のクリームシチュー』2
KP:前回の続きです。秋は脱衣所へ、夏はキッチンの扉前。悲惨なテレビを見てしまった冬と銀を抱きしめる春、さぁ4姉妹+αの今後の行方はいかに!!
KP:テレビを見終わったタイミングで、夏が扉を開けるね。夏の目の前には左に食器棚、右にダイニングキッチンが見えるね。
夏:んじゃまぁ、中に入って皆が居ないか確認するよ。
KP:中に入ると、キッチンの奥にはダイニングテーブルをはさんで、抱き合っている春達が見えるね。
夏:春姉ぇ、冬、どうしたの?って言いながら近寄る。
春:な、夏ちゃん…。なんて言ったら良いのか…。
冬:やだ、やだぁぁ!冬嫌だぁぁ!!
KP:うぉう!リアル発狂してるね…。
冬:冬もうやりたくない!怖いから嫌だぁ!!
KP:そう言われてもなぁ、始まっちゃったから頑張ってもらうしかないよ…(´Д`;)
夏:何がどうしたのか知らないけど、とりあえず春姉ぇ、冬どうしたの?
春:ちょっと、怖いテレビを見ちゃって…。スプラッタ系の…
夏:ホラーとか冬得意じゃん、そんなにヤバいヤツだったの?
春:うん。とりあえずもうテレビに触れるのは止めましょう。二人を落ち着かせる為にダイニングテーブルに移動します。テレビに背を向ける様に二人を隣同士で座らせてもいいですか?
KP:いーよー。テーブルの上には花瓶があり、生花が生けられています。ナフキンとタンチョンマット、グラスが人数分用意されていて、バスケットには暖かい焼きたてパンが用意されていました。
さて、一度秋の描写に移動しましょうか。
KP:今洗面所?とりあえずどうする?
秋:洗面所を見回しますわ、めぼしい物を探すのではなくて、ザックリ何があるのかを。
KP:OK。まず洗面台には何故か鏡が付いておらず、化粧品や電動髭剃り、歯ブラシが3本置いてあります。3本の歯ブラシのうち、1本はピンク色で小さい子供用の歯ブラシです。あとは洗濯機とお風呂場へ向かう扉があるよ。此処で何か探したいなら目星かな。
秋:では目星を振ります
目星【秋:25=65】失敗
KP:高い目星持ってるのって春の30だけだよねぇ。
秋:し、仕方ありませんわ。諦めてお風呂場へいきます。
KP:うん、綺麗に掃除されてるお風呂場だね。
秋:目星ですわ!
目星【秋:25=54】失敗
KP:わっはっはw初期値で成功させようなんて無駄無駄無駄ァ!
秋:っく、他に何か情報はありませんの?
KP:強いて言うなら聞き耳ができるよ?
秋:やりますわ!
聞き耳【秋:25=52】失敗
KP:ふははははw
秋:腹立たしいですわぁ…。もう結構です!春姉様達の所へ戻りますわ!
KP:はーい。じゃあ春達の描写に戻るけど、どうする?春と夏は。
春:私は冬ちゃん達の傍に居てあげたいけど、そうもいかないわよね?
夏:うーん、冬は此処で待っててもらって、アタシら三人で探索するしかないよ。
冬…と、この子は?
春:あ、その子は銀ちゃん。私たちと一緒で、気がついたら此処にいたの。記憶がないんですって。
夏:そうなんだ。じゃあ銀と冬は此処で待ってて、アタシ達は探索してくるから。
冬:行っちゃ嫌だぁぁ!冬を一人にしないでぇぇ!
銀:わ、私も…、お姉さんと一緒が…いいです。
春:そう?じゃあ冬ちゃんと銀ちゃんとは私が一緒に行動するね。いいかな、夏ちゃん?
夏:アタシは良いよ?とりあえず、アタシもテレビ調べようかな。
冬:リモコンは触らないで!テレビつけないでぇぇ!
夏:わ、分かった分かった。付けないから…。とりあえず、テレビ周辺に目星かな。
目星【夏:45=34】成功
KP:はいはい。えっとね、テレビ周辺って言ったけどローテーブルも含ませるよ?
まず、春達は触れなかったけどローテーブル上のメモ紙ね。そこにはこう書かれていました。
誰かと食べるごはんは、温かくて美味しいよ。
一人で食べるごはんは、冷たくて苦しいよ。
準備して一緒に食べようよ。
美味しいごはんを作ろうよ。
今日は寒いから、クリームシチューが食べたいな。
そして、目星に成功したのでローテーブルの下から間取り図をGETします。
夏:間取り図!あー、これは便利だわ。で?クリームシチューが食べたいってメモを春姉ぇに伝えようかな。
春姉ぇ、メモにクリームシチューが食べたいって書いてあるよ!
春:クリームシチュー?分かったわ、とりあえずキッチンを調べてみる。
KP:テレビ周りはそんな感じかな。夏もういい?
夏:他にないならもう良いよ、春姉ぇたちの描写してあげて。
KP:了解。じゃあキッチンの春達ね。
キッチンも綺麗に片付けられていて、大きめの食器棚、冷蔵庫、電子レンジ、ガスコンロ、調理台の上には調理器具と【塩、コショウ】等の調味料が並んでるね。
春:目星を振ります。
目星【春:30=38】失敗
春:あうぅ…。冬ちゃん…、探索出来る?
冬:やだ!
春:そうよね…。じゃあ食器棚から調べます。どんな感じの食器棚なんですか?
KP:上はすりガラスで、下が引き出しタイプの食器棚だね。
春:ではすりガラスから調べます。
KP:すりガラスの戸を開けると、メモ紙が挟まってるのに気がつくね。メモには『材料は、よく見て探して集めてね。楽しちゃダメだよ』と書いてあります。
あと、コップとかの中に何故か【小麦粉】を見つけます。
春:これは…、本当にシチューを作るのね。
KP:春、もう1回目星して。
目星【春:30=30】成功
KP:ふぉぉぉ、ピッタリ!じゃあね、上の段の隅っこに【固形ブイヨン】を発見します。
春:せ、成功して良かった。たぶん手に入るアイテムは限られてるのよね?じゃあ見落とせないわ…。夏ちゃんを呼んで一緒に探してもらった方が良いかも。
夏:ん?そっち行ったほうがいい?アタシ二階に行きたいかも。
春:そうなの?じゃあ二階に行ってもらおうかな、秋ちゃんはまだ戻ってこない?
KP:そうだね、そろそろ戻ってくるかも。
秋:夏姉様が入った扉を使って、キッチンに向かいますわ!
KP:う、うん、分かったよ。じゃあ秋合流ね。
秋:春姉様!何をお手伝いすれば良いのですか?!
春:うん、じゃあ冬ちゃん達をお願い。それで私が目星とか失敗したらお願いしてもいいかな?
秋:構いませんが…。冷蔵庫とかレンジとか、一緒に調べますわよ?
春:ううん、先に調べるのは私がやるから、ダメだった時のカバーをお願いしたいの。ね?
秋:わ、分かりましたわ。
春:うん。じゃあ次は引き出しを調べます!
目星【春:30=62】失敗
KP:まぁ、ただの引き出しだね。
春:簡単に開けるかしら?
KP:うん、一箇所を除いては全部簡単に開くよ。その一箇所には鍵穴があるね。
春:なる程。引き出しの中には何が?
KP:ナイフとかフォークが綺麗に並んでるね。そんな所かな。
春:……。なら、ナイフを一本手に取ってポケットにしまいます。
KP:んん?!なんで?
春:だって、さっきのテレビみたいに本当に冬ちゃんが襲われたら、困るから…。護身用に。
KP:まぁ、そうゆう事なら良いよ。
(ナイフ(食器):25%1D4、耐久値9%)
春:次はレンジと冷蔵庫ですね。目星を振ります!
目星【春:30=7】成功
KP:おぉー!電子レンジはとくに何もなさそうで、冷蔵庫も普通そうだね。で、ついでに床下収納がある事に気が付くよ。
春:床下は後にして、冷蔵庫を調べます。どんな感じですか?
KP:三段式になってて、冷蔵室、冷凍室、野菜室の順番だよ。
春:なら上から順番に開けていきます。
KP:ほいほい。冷蔵室には【野菜】が何種類か入ってるよ、任意で好きな物を取り出してね。冷凍室は何もないかな。
さてさて、次は野菜室だね。
春:嫌な予感しかしないので、秋ちゃん達に離れるように言います。
KP:あらそうなの?残念。
秋:分かりましたわ。
KP:春が野菜室を開けると、野菜室からは異臭がしました。
春が目にした物は腐って潰れたトマトが何個かと、バラバラになった人間の手足、そして恐らく人間の物であろう腸が発見されました。まるで先ほどのテレビの映像と関連付けさせるような悲惨な光景にSANチェックです。
SAN値【春:71=75失敗-(2+2)=67】
春:う゛!す、すぐに閉めます!
夏:うぇぇ…。春姉ぇのSAN値がゴリゴリ抉られてるよ…、怖いなこのシナリオ…。
CoCTRPG『雪の日のクリームシチュー』1
シナリオタイトル『雪の日のクリームシチュー』
作成者:にこいち様
使用ツール:クトゥルフWEBダイスロール
戦闘ダイス参考サイト:いあいあ!くとぅるふ!
※ネタバレを含みます。
※多少の情報をショートカットする可能性があります。詳しくはサイトをチェックしてください!
※不定の狂気・一時的狂気 不採用。
※クリティカル(1のみ)を出すと成長分+1という卓ルール有り。
※クリティカル値1~5 ファンブル値95~100
※SAN値と耐久は最初の数値に戻してあります。
四季姉妹の設定⇒TRPG始めますw - うちの四季さん
『貴女達は夕食前の少し空いた時間を持て余し、なんとかして時間を潰そうとリビングでくつろいでいます。次第にだんだんと眠たくなってきて、全員の瞼がゆっくり落ちていきました。』
KP:はい、幸運からの成功者は聞き耳ね。
幸運【春:75=71成功 夏:60=95ファンブル 秋:75=27成功 冬:80=22成功】
聞き耳【春:35=92失敗 秋:25=48失敗 冬:65=1クリティカル】
冬:クリティカルー!(∩´∀`)∩
夏:ファンブルー……(´・_・`)
KP:はいはい、じゃあねぇ…。聞き耳成功した冬。
『一緒にご飯が食べたいな…』という声を聞き取ります。その声は男とも女とも、子供とも老人ともとれる声です。
失敗した春と秋には同じような声で、『……食べたい』とだけ聞こえます。
冬:冬もみんなと一緒にご飯たべたーい!
KP:と言いながら冬が一番最初に目を覚まします。
目を覚ますと見知らぬ部屋にいました。春、秋、冬はソファーの上で寝かされていて、手を胸の上辺りで組むようになっていました。
まぁ知らない部屋にいきなり寝かされていたって事で、SANチェックです。
冬:クリティカルに対するボーナスは無いの?
KP:今はダメだよSANチェックは関係ないもん
SAN値【冬:80=52】成功
KP:成功は減少無しです。さて、どうする冬?
冬:ねぇねぇ、ソファで寝てるのは春姉ぇと秋姉ぇと冬だけ?夏姉ぇは?
KP:辺りを見回す?
冬:見回す!
KP:冬が夏を探して辺りを見回す。まず最初に気がついたのは、夏がその場にいない事。そして、すぐそばの絨毯で横たわる一人の少女が居る事にも気がつきました。
冬:少女?うーん…。じゃあ最初にその子を起こします!
KP:えぇ!?春達起こさないの?まぁいいけど…。
冬の声で少女は目を覚まし、一瞬目を丸くして驚いたような表情を見せる。
少女:あ、あの…私。ここは…ドコですか?
冬:冬も分からない!ねぇねぇKP、この子ってどんな子?
KP:うん、銀色のロングヘアに青い瞳。年齢は冬達よりもずっと年下だね。
冬:そっかー。ねぇねぇお名前は?
少女:なまえ……。御免なさい、思い出せない。
冬:自分の名前を?
少女:うん…。
少女:そっかー…。じゃあ春姉ぇ達を起こそう!
冬:春姉ぇ、秋姉ぇ、起きて!大変だよ!
春:んっ…なぁに冬ちゃん…。と眠たげに体を起こします。
秋:同じくですわ、快眠を邪魔されて当然ですもの。
冬:なんかね、知らない場所に飛ばされて、記憶喪失の女の子がいて、夏姉ぇが居ないんだよ!
春:知らない場所?辺りを見回します。
KP:うん、春と秋も同じように見回すと、見知らない部屋だね。SANチェック。
SAN値【春:75=75成功 秋:75=78失敗-1=74】
春:あ、危なかった…。次は…女の子に目がいきますね。
秋:そうですわね…。とりあえず私に少女を近づけないで下さいね。
冬:この子ね、自分の名前が思い出せないんだって、どうしよっか?
春:そうね…。初めまして、私は春っていうの、後の子は秋よ。お名前まったく思い出せない?
少女:はい…。御免なさい。
春:ううん、怒ってないから謝らなくてイイのよ?じゃあ…髪の毛が銀色だから銀ちゃん、って呼んでもいいかな?
冬:春姉ぇ…ネーミングが単純すぎるよ…。
秋:春姉様と冬に女の子をお願いして、私は夏姉様を探しに行きたいですわ。
KP:うん。じゃあ三人の描写を一旦区切るね。夏の描写にいくよー。
夏:バッチコーイ…
KP:幸運でファンブった夏は、皆とは違い知らないバスタブで眠ってたね。絶対にありえない状況なので、問答無用でSAN値マイナス1ね。
SAN値【夏:60-1=59】
夏:は、はは…。何でアタシはバスタブに…。とりあえずバスタブから出るよ。
KP:此処でなんかアクション起こす?それとも皆が居る場所を探す?
夏:あー…。とりあえず見れる所は見ようかな。目星。
目星【夏:45=76】失敗
KP:うーんとね。なんの変哲もないバスルームです、綺麗に掃除されてるね。
夏:じゃあ皆の所へ行くよ…。
KP:今夏は洗面所です。なんかする?
夏:一応しておこうかな、目星。
目星【夏:45=79】失敗
KP:はやく皆と合流したいあまり、何も気にならなかったねw
夏:くっそ!後で皆に任せるしかないか。洗面所も出る!
KP:じゃあ夏が洗面所から出ると、そこは廊下だね。左側には扉があって、右側には扉、その奥に階段があるのが分かるね。
夏:たぶん話し声とかで分かるよね?一応、おーいって呼んでみる。
KP:うん。で、このタイミングで夏を探しに行こうとした秋がリビングから出るね。
秋から見て左側には玄関、右側には階段と扉が見えるね。
秋:夏姉様の声がした方へ向かいますわ。
KP:声がしたのは階段が見える方だからそっちに向かうね、で夏と合流。
秋:夏姉様、どこに居ましたの?
夏:ん?風呂場に居たんだよ。なんでアタシだけ風呂場だよ畜生!
秋:お風呂場には何が?
夏:アタシは特別気にならなかったけど…、秋が見たらなにかあるかもねぇ…。
KP:あ、みんなの所には戻らない系?
秋:そうですわね、先にお風呂場を探索したいですわ。夏姉様には春姉様が居る、リビングへの扉を教えてます。
夏:あ、アタシは左の扉開けたい!
KP:お、おぅ…。じゃあ一旦春達に戻るね。
春達はどうする?
春:そうですね、この部屋の情報がもう少し欲しいかな。
KP:オッケー。今春達が居る場所にはソファ、その前にローテーブル、その前にテレビがあるよ。ローテーブルの上にはテレビのリモコン、テレビの番組表、メモ紙が1枚置いてあるよ。
ソファの後はダイニングテーブル、その奥にダイニングキッチンがあるね。この事からこの場所はリビングだと想定されるね。
春:なる程、じゃあ銀ちゃんを冬ちゃんに任せて、私はキッチンを調べようかな。
冬:あのね、冬はテレビ見たい!銀ちゃん、一緒に見よう!
銀:う、うん!私もテレビ…見たいかも…。
KP:テレビ付ける方が早そうだから冬の方から処理するね。リモコンを手に取ってすぐ付ける?
冬:まずはテレビ表見る!お笑いとかやってない?てか今何時?
KP:今?今はねぇ18時ぐらいかな。お笑い番組は18時30分から始まるみたいだね。
冬:じゃあ見る!テレビ付けまーす!
KP:つけたね(黒笑)
テレビ画面を付けるとソコには冬が居た、画面の中の冬は必死に何かを叫んでいた。
『助けて!嫌だぁ!殺されるっ!!』
必死にそう叫ぶ冬の声は、キッチンに向かおうとしていた春にも聞こえた。助けを求める冬の背後から、大きな手が何本も伸びてきて冬を捕らえる。手は冬を引きずり家庭用のキッチンの上に乗せる、すると斧を振りかざして足を切り落とした。
何度も斧は振り下ろされ、冬の両手両足を切り落とし、落とされた四肢と体は寸胴鍋に入れられ火にかけられる。鍋の中は真っ赤なスープが出来上がっていた。
「食材が逃げちゃダメだよ」
テレビから聞こえてきた声は、冬が目覚める前に聞いた声と同じ声で語りかけてきた。
テレビはブツンと真っ黒い画面に戻り電源が落ちていた。
残酷すぎる暴力シーン、そしてもしかしたらこれから同じ目に遭うのではないか、という予感がしてしまったのでSANチェックです。
SAN値【春:75=80失敗-(3+1)=71 冬:80=98ファンブル-(1+1+3)=75】
(※ファンブル処理=通常の1D3+1に加え、追加で1D3)
春:ふ、冬ちゃん!銀ちゃん!二人に駆け寄って前に回って抱きしめます!
山羊の牧師は独りぼっち(感想会)
KP:ハーイ、今回のTRPGの感想会でーす。お疲れ様~w
春:お疲れ様です!
冬:おつ~!
KP:とりあえず、感想を一人ずつ聞いていこうかな?じゃあ順番に春から
春:はい、改めてお疲れ様です。
初めてのTRPGで難しいと思っていたのですが、意外と簡単で私でも分かりやすかったです。
今回のはあまり役に立てなかったので、次は頑張ろうと思います!
夏:はーい、乙です。
まぁ初めてなのは皆一緒だし、あまり色々言わなくてもイイよね?
アタシのSAN値が少ないの知っててアレ選んだKPが許せない!あと、せっかく戦闘技能を取ったのに戦闘が無いのが残念!次こそは活躍してやる!
秋:お疲れ様でした。
もっと特技が取れたら良かったのですが、8つまでというルールがあったのが残念ですね。心理学を取らなかったのが悔やまれます。
冬:わーい!冬だよー!TRPG面白かったよー!
冬がもーっと活躍出来るシナリオがあったら教えてね!次こそは頑張っちゃうんだから!
KP:はーい、自分も初KPでしたが楽しく出来ました。
さらに、シナリオ製作者の佐藤様からコメントも頂き、とても嬉しかったです。
ツイッターの方にまで顔を出していただいて、問答無用で嬉しかったです!
次の企画も考えていますが、もし良かったらリクエストとかしてくれると嬉しいです。
ツイッターでもブログのコメでもOKです、是非お願いします!!!
春:次はどんなシナリオなんですか?
夏:戦闘がある方がいいなぁ!
秋:シティ系っていうのも面白そうですね、やってみたいです
冬:はいはーい!冬が活躍するのが良いです!
KP:あーもー煩い!いいから大人しく待ってなさい!
次のTRPGシナリオのリクエスト、TRPGの感想、などなどコメントくれたら嬉しいです!
それではまた!
ヨガ!
春と秋はヨガ教室に来ています。
春はずっと通ってますが、冬は春のようなスタイル(胸)を目指すべく、通い始めました。
春「冬ちゃん、まずはゆっくり慣れていってね?」
冬「うぎぎ…、負けない…んだからぁ…!」
CoCTRPG『山羊の牧師は独りぼっち』
シナリオタイトル『山羊の牧師は独りぼっち』
作成者:佐藤様
使用ツール:クトゥルフWEWダイスロール
※ネタバレを含みます。
※多少の情報をショートカット(SC)する可能性があります。詳しくはサイトをチェックしてください!
※不定の狂気・一時的狂気 不採用
『今日は雲一つ無い晴天です。方角は西南に、美しい山羊座が見えることでしょう。』
天気予報士がテレビの向こうで言う。
夕方になり、四季姉妹は何気なく空を見上げ、美しい秋空に感動するでしょう。そして姉妹たちは小さな丘に、星空を見に集まった。
空を見上げると、明るい星がいびつな三角形に並んでいる。ふと、そのうち一つが強く輝いたと思うと、光が目の前を包み、気を失った。
---
KP:はい、まず目を覚ますと知らない部屋です、周りから悪臭がして毎ターンSAN値-1です。
ああ、あとその部屋は薄暗いです。
SAN値【春:75-1=74 夏:60-1=59 秋:75-1=74 冬:80-1=79】
夏:うわー…いきなり恐ろしいなぁ…。
秋:もっと初心者用のシナリオは無かったのかしら、信じられないです。
春:まぁまぁ、まずは探索しましょう?この部屋には何があるのか、見回します。
KP:うーんとね、4方向の壁には扉が付いています。扉には[アルゲティ][ダビー][デネブ][名前なし]と名前がついています。
あとは部屋の中心にメモと鍵と、部屋の隅に古いピアノがあります。
春:じゃあメモと鍵を手に取ります。
KP:メモには『この鍵は何にでも使える。が、1回しか使えない。扉には使うな。』と書いてあります。
秋:何にでも使えるのに1回しか使えなくて、扉には使ってはいけないって…。
冬:ねーねー!扉開けたい!軽くドアノブをガチャガチャしてもいい?
KP:え、あ、うん…いいよ。じゃあね、名前のある3つの扉は鍵が掛かってて開きません。で、何もない部屋は簡単に開きました。入る?
冬:入る!なにかある?
夏:ちょ、そんな無用心な…。
KP:入るのは冬だけ?
春:あ、私も入る。
秋:春姉様が入るのなら入ります。
夏:うーん、アタシはピアノを調べようかな…。
KP:じゃあ先に3人の方から描写するね
SAN値【春:74-1=73 夏:59-1=58 秋:74-1=73 冬:79-1=78】
夏:ワーイ、アタシのSAN値が減っていくぅ…。
KP:はい、何も書いてない部屋には小さい窓と、本棚が両脇にあります。
秋:本棚があるなら、私の出番ですわ(キラン
図書館【秋:100%】成功確定
KP:えーと、『山羊座の神話』と『山羊座の星座』という本が手に入ります。読む?
秋:読みますわ。
春:図書館の技能がいらないなら、もう一冊は私が読んでもいい?
KP:技能なくても良いよ。冬はどうする?
冬:うーん…。この窓とか開けたい気がする…。
KP:えーっとね、外は黒い雷雲が遠くまで覆ってます。窓には鍵が掛かってて開きません。
冬:じゃあさっきの鍵使う?
秋:いえ、鍵はまだとって置きましょう、冬は大人しくしてなさい。
冬:はぁーい…。
SC(春、秋、読書中……)
KP:じゃあ1回夏の描写するね。
夏:ばっちこーい!じゃあピアノに目星!
目星【夏:45%】38成功
夏:よっしゃ!
KP:ピアノは埃が若干かぶっていて、あまり使われてなさそうです。そして鍵盤の蓋は空いていて、白い鍵盤1つ1つに1~52の数字が書いてあります。
夏:うーん、勝手に押すのも怖いし…。とりあえず春姉ぇ達の帰りを待つよ。
KP:りょ。じゃあ春達の描写に戻るね。
KP:読んでいた『山羊座の星座』からメモが落ちます。
「アルゲディ:山羊は悪魔の象徴。アイギパーンの手下、魔女には耳を貸すな。
ダビー:テュフォンには敵わない。ゼウスでさえ倒せなかった。
デネブ:パンは心優しい牧師。困っている人を放っておけない。」
春:うーん…。さっきの部屋の名前と一緒よね?
秋:そうですわね、デネブの部屋が当たり、という事でしょうか?
冬:とりあえず夏姉ぇの居る部屋に戻ろう、冬ピアノが気になる!
春:そうね、これ以上の情報提供も無さそうだし。戻りましょう。
SAN値【春:73-1=72 夏:58-1=57 秋:73-1=72 冬:78-1=77】
秋:どうやら、部屋を移動する度にSAN値が減るようですわね。
夏:アタシは移動してないのに…、減るんだね…。
冬:夏姉ぇドンマイ★
夏:SAN値が一番多いヤツにドンマイって言われても…、嬉しくない(グスン
春:まずはピアノを何とかしたいので、私も目星を振ったほうが良い?
夏:あ、それならアタシが見せながら説明すれば良いでしょ?
KP:うん、それでもいいよ。
秋:さっき、本にはアルゲティは山羊座の6番目、ダビーは9番目、デネブは49番目とありましたわ、鍵盤の数字は52まで…。うーん。
春:じゃあ順番に弾いてみる?
秋:KP、私にアイディアを降らせてください。例えばこのピアノと扉に本当に関係性があるか。
KP:いーよー。
アイディア【秋:85】23成功
KP:ピアノの特定の鍵盤を引くと何かありそう、秋はそんな気がするね。
秋:そ、それだけですの?
KP:クリティカルとかじゃないからね~、十分でない?
秋:っく…。
春:えーっと…、全部押しても良いのかしら?
夏:いーんじゃない?とりあえず順番通り押そうよ。
冬:冬がやる冬がやるぅ!
KP:……(このままだとコイツら死にかねないなぁ…)
じゃあ冬、アイディア振って。
冬:ん?いーよー!
アイディア【冬:45】63失敗
KP:なんでじゃ…。
夏:ま、待った!弾くのは秋にしよう!選手交代!
冬:えー…、冬が弾きたかったぁ!
KP:はい、秋アイディアどぞ
秋:さっき教えてくださっても良かったのでは……。
アイディア【秋:85】52成功
KP:よし!じゃあねぇ…。
今までの情報を総合して、[アルゲティ]と[ダビー]の部屋はなんとなく危ないなぁ、と秋は椅子に座った時に思うね。
秋:それ、明らかにデネブの扉を開いて。と言ってるようなモノですわね。
春:じゃあ秋ちゃん、49番を弾いてみて?
秋:分かりましたわ、春姉様。49番の鍵盤を、押します!
KP:49の鍵盤を押すと、上からメモと鍵が降ってきます。メモには「彼の導く先へ。独りから救い出してやってくれ。」と書いてあります。
春:鍵、49番の部屋の鍵かな?
夏:それしか無いよなぁ。
冬:さっきピアノ弾けなかったから、冬が開ける!
秋:分かりました、冬に鍵を渡しますわ。
冬:わーい!じゃああけまーす!
夏:だから、聞き耳とかしないのかよ(ビシッ。
SAN値【春:72-1=71 夏:57-1=56 秋:72-1=71 冬:77-1=76】
夏:SAN値減少まだやるの?やだなぁ…。
KP:部屋の中には、蹲って泣いている男性が一人いますね。声かける?
春:かけます!大丈夫ですか?どこか怪我してるんですか?
??:あ、貴女達はいったい…、誰ですか?
春:私は春です、訳あって妹達とこの空間に巻き込まれてしまったんです、貴方も巻き込まれたんですか?と言いながら怪我がないか目星します。
目星【春:30】40失敗
KP:まぁ、パッと見外傷は無さそうだね。
春:失敗…、もう少し振り分けておけば良かった…。あの、貴方は?
パン:私はパンと言います。私は牧師で、ヤギたちと暮らしを共にしてきました。そのため、私はいつも人からマヌケだなんだと罵られます。私はただヤギが好きなだけなのに。ある日、小さな子供たちに石を投げられました。親にアイツはマヌケだと教えられたのでしょう。私は我慢できず、がむしゃらに走りました。走って走り疲れて、気がつくとここにいました。一人で、とても寂しかったので、あなた方が来てくれて本当によかった。
秋:牧師様に石を投げるなんて…、非人道的ですわ。
夏:山羊を馬鹿にするのも良くないよなぁ。アタシ、ハ○ジ好きだから許せないわ。
冬:ゆきちゃん!ハイ○は冬も好きだよー!
春:ちょっと変な匂いがしますが、明るい部屋へ行きましょう?パンさん。
KP:そう言ってパンと部屋の外へ出ると…。
パン:なんだ、ここは私の家だったのか。知らずのうちに帰ってきていたのか?
春:え?パンさんの部屋なんですか?
KP:4人がさっきまで感じていた異臭は消え、部屋も薄暗い灯りから暖かい灯りに変わり、内装もまったく変わっていた。
パン:みなさん、出してくれて本当にありがとう。もうこの街にはいられない。もしよかったら、私をあなた達の街に連れて行ってはくださいませんか?
春:和たちたちの街へ?良いですよ、一緒に行きましょう。
秋:最後の最後に申し訳ないのですが、心理学をパンさんに降らせてください。この方がラスボスって事はないですわよね?
KP:良いけど、秋ちゃん心理学は初期値だから5しかないよ?
秋:それでもです!
心理学【秋:5】65失敗
秋:ぐぬ…。
KP:パンは凄く笑顔だね。
春:まぁまぁ秋ちゃん、たぶん大丈夫よ。私はパンさんと一緒に外へ出ます。
KP:ドアを開けると、眩しい光が目の前を包み込み、気がつくともとの場所だった。
---
その後、4人は再び小さな丘へ集まった。
ここ最近は天気が悪く、あいにく星が見れるような空ではなかったが、今日は来なければいけないような気がした。
春:あれからパンさん、どうなったのかな…。
秋:どうもこうも、あの方は実在しないのでは?
夏:秋はロマンがないなぁ…。
秋:非現実的な話は好きではないのです。
冬:冬は今回活躍出来なかったから寂しいなぁ…。
そう話している4人に、一人の男性が声をかける。
「ああ良かった、此処に居たんですね。貴女達を探して、はるばるギリシャから来てしまいました」