CoCTRPG『雪の日のクリームシチュー』5
1話⇒CoCTRPG『雪の日のクリームシチュー』1 - うちの四季さん
2話⇒CoCTRPG『雪の日のクリームシチュー』2 - うちの四季さん
3話⇒CoCTRPG『雪の日のクリームシチュー』3 - うちの四季さん
4話⇒CoCTRPG『雪の日のクリームシチュー』4 - うちの四季さん
KP:じゃあ夏たちは春たちの居る部屋に移動ね。
春:あ、夏ちゃん…。
夏:春姉ぇ…。さっきは御免、ちょっとキツい事言って。でも、アタシの言ったこと…。
春:ちょっと待って。今、私たちも混乱してるの、とくに冬ちゃんと銀ちゃんが。夏ちゃんの言ったとおり、確かにこの家は銀ちゃんの家なのは私も分かったわ。でも謎解きには材料が足りなさすぎる…。
夏:謎?
春:夏ちゃん、鍵持ってたよね?そこのドレッサーに合う鍵はないかな?
夏:やってみる。
KP:あのぉ、一応夏と秋は牛に驚いてね。
夏:あ、はい。わー牛だー(棒)
秋:キャーびっくりー(棒)
KP:ひどい!!!!゚゚(゚´Д`゚)゚
夏の持ってる鍵のうち、1本がドレッサーの鍵だったようで、引き出しが開く。中には男女が仲睦まじくキスをしている写真や、ホテルへ入っていく写真が何十枚も出てきて。
夏:なにこれ?その子の両親?春姉ぇ見てみて。
春:……。多分、この女性は違うんじゃないかな、私は銀ちゃんのお母さんだと思う女性を、この鏡越しで見たの。でも、こんな人じゃなかった…。
秋:…窓際のこの写真、こちらの女性ですか?
KP:お、気づいてくれて良かった。窓際の写真には春が見た女性と、夏が見つけた写真に映る男性が結婚式を挙げている写真で、二人共とても幸せそうな笑顔を向けていた。
夏:これって…。浮気の証拠写真…とか?
KP:あ、あと引き出しからまた鍵が見つかるよ。
秋:私は別行動を取りますわ、夏姉様の鍵を他の所で試してきます。
夏:ん、分かった。なにか情報を見つけたら教えて。春姉ぇ、他に調べて無い所は?
春:クローゼットがまだなの、一緒に見てくれる?夏ちゃん。
夏:勿論!頑張ろう、春姉ぇ!
春:うん!冬ちゃん、怖いのが嫌なのは分かるけど、今だけは我慢して。銀ちゃん、冬ちゃんは怖がりなの、ちょっとその牛さんの近くで待っててくれる?
銀:分かりました。
冬:……。何すればいい?
春:有難う、冬ちゃん。そうしたら秋ちゃんのお手伝いをお願い、ね?
冬:う、ん…。分かった。
KP:じゃあ、今度は。春夏銀と秋冬チームね。春夏から行こうか。
KP:クローゼットを開けると、女性ものと男性ものが半分半分にかかってるね。
春夏:目星!!
目星【春:30=23成功 夏:45=92失敗】
KP:クローゼットの中から、表紙に何も書かれていない本が一冊見つかるね。ボロボロしてて古そう。
春:まずは私が読んでみる。図書館!
KP:あ、図書館はいらないよ、開くだけでいいよ。
本の中には魔法陣やら何やらが大量に書かれていて、文字もクセが強くとても読めるような物ではなかった。
しかし、春はその本が何かの魔術に関するもので、人間が簡単に手を出して良い物ではないと気が付く。
SAN値【春:67=79失敗-3=64】
夏:春姉ぇ、大丈夫?
春:うん、平気だよ。それよりKP、これ以上2階で知れる情報はない?
KP:あのね、それってKPがホイホイ言っていいヤツじゃないんだよ?でもヒント。
ぶっちゃけ2階は書斎の引き出しと牛だけ。
春:牛…。
夏:あ!そうそう、シチューの材料の牛乳!
春:あぁ、そっか。それでミルクね…。銀ちゃん、その牛さんからミルクをもらって?
銀:はい!あの…私たちにミルクをください。
KP:牛は大人しく銀に乳を絞らせるよ。ミルクゲットだぜ!
春:殺菌とか…しなくていいの?
KP:このさい細かいことはいいの!
次は秋達の番だよ!
KP:秋達は今、何処にいるの?
秋:リビングですわ。キッチンで開かなかった食器棚に合う鍵を探しますわ。
KP:OK。じゃあ秋が持ってるうちの1本で引き出しが開くよ。中からは手帳が出てくるね。
秋:読みます!
(中略)
SAN値【秋:74=27】成功
秋:欝になりそうですわ…。
冬:秋姉ぇ、もう一本あるよね?鍵。
秋:え、えぇ。この1本は…おそらく。ハッチの鍵ですわ。
KP:そのとおり、それはハッチの鍵です。鍵は開錠した事にしておこうか。
秋:1本足りませんわ…。あとドコに…。
冬:アイディア振れる?
KP:うーん、秋と夏なら振れる。
秋:では!
アイディア【秋:85=2】クリティカル
KP:お!じゃあご褒美に、洗面所の洗濯機をまだ確認してなかった事を思い出すよ。
秋:洗濯機ですね、分かりましたわ!行きましょう冬。
冬:うん…。
秋:では洗面所へ移動して目星ですわ!ね、冬。
冬:うん。
目星【秋:25=81失敗 冬:25=5クリティカル】
KP:おぉ~!冴えてるね。じゃあ洗濯機の上に鍵を見つけるよ。
冬:鍵、これって書斎の?
秋:えぇ、きっとそうに違いありませんわ!2階へ上がって書斎に戻り、引き出しを開きますわ!
KP:引き出しからは絵日記が見つかるね。
秋:読みますわ!
(中略)
SAN値【秋:74=32】成功
秋:さらに欝になりそうですわ…。
冬:でも2階はこれでオシマイ?春姉たちと合流しよう…。
KP:なんかグチャグチャしちゃったけど、1階で春たちと合流した事にしようか。
春:まず整理していきましょう。
1・この家は銀ちゃんの家、銀ちゃんのお母さんのお腹には赤ちゃんが居たけど、お父さんの浮気を疑って調査した所、やっぱり浮気をしていた。
2・それからの事は分からないけど、呪い殺してやるって言葉からして、この無地の本はお母さんが買った物かも知れないって事。
3・私たちはシチューを作らなくてはいけない。シチューの材料で足りない物は鶏肉だけど、ベーコンがあるから代用でイイはず。
4・そして、銀ちゃんを助けてあげること。
夏:じゃあ、とっととシチュー作ろうよ。
春:でも、ハッチも気になるわ。あそこに最後のなにかがあるかもしれない。
秋:分かりました。では私と夏姉様がハッチの奥へ行きます!春姉様と冬と銀ちゃんはシチューを作って待っていてください。
春:秋ちゃん…。分かったわ、護身用にコレを持って行って。持ち歩いていたナイフを秋ちゃんに渡します。
秋:春姉様…。
夏:あ、アタシも欲しい!
春:キッチンの食器棚にあったわよ?
夏:はいはい!じゃあアタシもナイフを持ってハッチを開けて降ります!
KP:あーもう、記録してて思うけど、だいぶゴチャゴチャしてるなぁ…。
はい、地下ですよー。
豆電球だけが付いて、ぼんやりした明るさが地下室を照らします。地下は備蓄庫になっていて、飲料水や缶詰などが保管されてました。
さらに、地下室の奥には扉がありどこか嫌な雰囲気を醸し出しています。
夏:これは、扉の奥に行くしかないね。
秋:ええ、私も覚悟はしておりますわ。
夏:じゃあ、開けるよ
KP:扉を開くと強い異臭が二人の鼻を刺激する。錆びた鉄の臭と食べ物が腐ったような腐乱臭。生理的に受け付けない臭いに吐き気すらも覚えた。
床には魔法陣のような物が描かれていて、その中央には大量の血だまり。さらに、周りにはクレヨンが何本か落ちていた。
この常識では考えられない光景にSANチェック
SAN値【夏:59=49成功-1=58 秋:74=15成功-1=73】
夏:成功したのに減少かぁ…。
KP:まだまだ、さらに二人には異臭と共に、声にならない叫び声が聞こえてくる。二人の目の前に現れたのは肉が崩れ落ち、白い骨が見えている腐乱死体。漫画や映画でいう所のゾンビが二人の目の前に現れた。
SANチェック&戦闘です!
SAN値【夏:58=51成功-1=57 秋:73=90失敗-6=67】
KP:戦闘はRPG形式だと思っていいよ。順番はDEX順ね。1ターンに付き攻撃か防御のどっちかができるよ。
夏:そんなん、攻撃ありきでしょ!押すよぉ!
**戦闘開始**
夏の攻撃…ナイフ【25=31】失敗
夏の攻撃はゾンビの不規則な動きにより交わされてしまった。
秋の攻撃…ナイフ【25=19】成功
秋の攻撃、ゾンビに2のダメージ。
ゾンビの攻撃…棍棒【25=50】失敗
ゾンビは夏に向かって大きく棍棒を振りかぶったが、夏に華麗によけられてしまう。
夏:今度は空手技を披露してやる!
秋:私も、攻撃しますわ!
夏の攻撃…キック【65=4】クリティカル+マーシャルアーツ【51=45】成功
夏の上段蹴りがゾンビの頭を的確にとらえた、ゾンビに6と5合計11のダメージ。
秋の攻撃…ナイフ【25=70】失敗
秋の攻撃はゾンビの不規則な動きにより交わされてしまった。
ゾンビの攻撃…噛み付き【30=5】クリティカル
ゾンビは秋の肩を掴んで口を大きく開く、鈍い痛みが秋の首元を襲う。秋に3と1合計4のダメージ。
秋:っく!やってくれましたね!
夏:大丈夫だよ、アイツももう立ってるだけで精一杯さ。
夏の攻撃…キック【65=52】成功+マーシャルアーツ【51=3】クリティカル
再び夏の上段蹴りがゾンビを襲った。ゾンビの首がボロリと落ち、体もバタンと音を立てて倒れる。
夏と秋の勝利!!!
夏:はぁ…。はぁ…。やばかった…。
秋:んっ…、この部屋にはなにかあるのかしら?
KP:ゾンビの首がコロコロと転がった先に、ボロボロになった木の机がある。その上には日記だろうか、ノートが置かれていて。
秋:読みますわ。
(中略)
秋:うん、戻りましょう、夏姉様。
夏:そうだね…。ほら、おぶさりなよ。
秋:あ、歩けますわ!子ども扱いしないでください…(照)
KP:二人が地下から戻ってくると、暖かなシュチューが丁度出来上がった頃で、嫌な臭が染み付いた二人の鼻には、暖かくほんのり甘い香りが届いて。
春:秋ちゃん!どうしたのその怪我、まってて今手当してあげるから!
応急手当【春:100=3】成功確定
KP:秋の傷は完璧に手当されたね、耐久が3回復したよ。
秋:有難うございます、春姉様…。
春:うん、下はどうだった?
夏:終わったよ、全部。さ、シチュー食べよっか!