CoCTRPG『山羊の牧師は独りぼっち』
シナリオタイトル『山羊の牧師は独りぼっち』
作成者:佐藤様
使用ツール:クトゥルフWEWダイスロール
※ネタバレを含みます。
※多少の情報をショートカット(SC)する可能性があります。詳しくはサイトをチェックしてください!
※不定の狂気・一時的狂気 不採用
『今日は雲一つ無い晴天です。方角は西南に、美しい山羊座が見えることでしょう。』
天気予報士がテレビの向こうで言う。
夕方になり、四季姉妹は何気なく空を見上げ、美しい秋空に感動するでしょう。そして姉妹たちは小さな丘に、星空を見に集まった。
空を見上げると、明るい星がいびつな三角形に並んでいる。ふと、そのうち一つが強く輝いたと思うと、光が目の前を包み、気を失った。
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KP:はい、まず目を覚ますと知らない部屋です、周りから悪臭がして毎ターンSAN値-1です。
ああ、あとその部屋は薄暗いです。
SAN値【春:75-1=74 夏:60-1=59 秋:75-1=74 冬:80-1=79】
夏:うわー…いきなり恐ろしいなぁ…。
秋:もっと初心者用のシナリオは無かったのかしら、信じられないです。
春:まぁまぁ、まずは探索しましょう?この部屋には何があるのか、見回します。
KP:うーんとね、4方向の壁には扉が付いています。扉には[アルゲティ][ダビー][デネブ][名前なし]と名前がついています。
あとは部屋の中心にメモと鍵と、部屋の隅に古いピアノがあります。
春:じゃあメモと鍵を手に取ります。
KP:メモには『この鍵は何にでも使える。が、1回しか使えない。扉には使うな。』と書いてあります。
秋:何にでも使えるのに1回しか使えなくて、扉には使ってはいけないって…。
冬:ねーねー!扉開けたい!軽くドアノブをガチャガチャしてもいい?
KP:え、あ、うん…いいよ。じゃあね、名前のある3つの扉は鍵が掛かってて開きません。で、何もない部屋は簡単に開きました。入る?
冬:入る!なにかある?
夏:ちょ、そんな無用心な…。
KP:入るのは冬だけ?
春:あ、私も入る。
秋:春姉様が入るのなら入ります。
夏:うーん、アタシはピアノを調べようかな…。
KP:じゃあ先に3人の方から描写するね
SAN値【春:74-1=73 夏:59-1=58 秋:74-1=73 冬:79-1=78】
夏:ワーイ、アタシのSAN値が減っていくぅ…。
KP:はい、何も書いてない部屋には小さい窓と、本棚が両脇にあります。
秋:本棚があるなら、私の出番ですわ(キラン
図書館【秋:100%】成功確定
KP:えーと、『山羊座の神話』と『山羊座の星座』という本が手に入ります。読む?
秋:読みますわ。
春:図書館の技能がいらないなら、もう一冊は私が読んでもいい?
KP:技能なくても良いよ。冬はどうする?
冬:うーん…。この窓とか開けたい気がする…。
KP:えーっとね、外は黒い雷雲が遠くまで覆ってます。窓には鍵が掛かってて開きません。
冬:じゃあさっきの鍵使う?
秋:いえ、鍵はまだとって置きましょう、冬は大人しくしてなさい。
冬:はぁーい…。
SC(春、秋、読書中……)
KP:じゃあ1回夏の描写するね。
夏:ばっちこーい!じゃあピアノに目星!
目星【夏:45%】38成功
夏:よっしゃ!
KP:ピアノは埃が若干かぶっていて、あまり使われてなさそうです。そして鍵盤の蓋は空いていて、白い鍵盤1つ1つに1~52の数字が書いてあります。
夏:うーん、勝手に押すのも怖いし…。とりあえず春姉ぇ達の帰りを待つよ。
KP:りょ。じゃあ春達の描写に戻るね。
KP:読んでいた『山羊座の星座』からメモが落ちます。
「アルゲディ:山羊は悪魔の象徴。アイギパーンの手下、魔女には耳を貸すな。
ダビー:テュフォンには敵わない。ゼウスでさえ倒せなかった。
デネブ:パンは心優しい牧師。困っている人を放っておけない。」
春:うーん…。さっきの部屋の名前と一緒よね?
秋:そうですわね、デネブの部屋が当たり、という事でしょうか?
冬:とりあえず夏姉ぇの居る部屋に戻ろう、冬ピアノが気になる!
春:そうね、これ以上の情報提供も無さそうだし。戻りましょう。
SAN値【春:73-1=72 夏:58-1=57 秋:73-1=72 冬:78-1=77】
秋:どうやら、部屋を移動する度にSAN値が減るようですわね。
夏:アタシは移動してないのに…、減るんだね…。
冬:夏姉ぇドンマイ★
夏:SAN値が一番多いヤツにドンマイって言われても…、嬉しくない(グスン
春:まずはピアノを何とかしたいので、私も目星を振ったほうが良い?
夏:あ、それならアタシが見せながら説明すれば良いでしょ?
KP:うん、それでもいいよ。
秋:さっき、本にはアルゲティは山羊座の6番目、ダビーは9番目、デネブは49番目とありましたわ、鍵盤の数字は52まで…。うーん。
春:じゃあ順番に弾いてみる?
秋:KP、私にアイディアを降らせてください。例えばこのピアノと扉に本当に関係性があるか。
KP:いーよー。
アイディア【秋:85】23成功
KP:ピアノの特定の鍵盤を引くと何かありそう、秋はそんな気がするね。
秋:そ、それだけですの?
KP:クリティカルとかじゃないからね~、十分でない?
秋:っく…。
春:えーっと…、全部押しても良いのかしら?
夏:いーんじゃない?とりあえず順番通り押そうよ。
冬:冬がやる冬がやるぅ!
KP:……(このままだとコイツら死にかねないなぁ…)
じゃあ冬、アイディア振って。
冬:ん?いーよー!
アイディア【冬:45】63失敗
KP:なんでじゃ…。
夏:ま、待った!弾くのは秋にしよう!選手交代!
冬:えー…、冬が弾きたかったぁ!
KP:はい、秋アイディアどぞ
秋:さっき教えてくださっても良かったのでは……。
アイディア【秋:85】52成功
KP:よし!じゃあねぇ…。
今までの情報を総合して、[アルゲティ]と[ダビー]の部屋はなんとなく危ないなぁ、と秋は椅子に座った時に思うね。
秋:それ、明らかにデネブの扉を開いて。と言ってるようなモノですわね。
春:じゃあ秋ちゃん、49番を弾いてみて?
秋:分かりましたわ、春姉様。49番の鍵盤を、押します!
KP:49の鍵盤を押すと、上からメモと鍵が降ってきます。メモには「彼の導く先へ。独りから救い出してやってくれ。」と書いてあります。
春:鍵、49番の部屋の鍵かな?
夏:それしか無いよなぁ。
冬:さっきピアノ弾けなかったから、冬が開ける!
秋:分かりました、冬に鍵を渡しますわ。
冬:わーい!じゃああけまーす!
夏:だから、聞き耳とかしないのかよ(ビシッ。
SAN値【春:72-1=71 夏:57-1=56 秋:72-1=71 冬:77-1=76】
夏:SAN値減少まだやるの?やだなぁ…。
KP:部屋の中には、蹲って泣いている男性が一人いますね。声かける?
春:かけます!大丈夫ですか?どこか怪我してるんですか?
??:あ、貴女達はいったい…、誰ですか?
春:私は春です、訳あって妹達とこの空間に巻き込まれてしまったんです、貴方も巻き込まれたんですか?と言いながら怪我がないか目星します。
目星【春:30】40失敗
KP:まぁ、パッと見外傷は無さそうだね。
春:失敗…、もう少し振り分けておけば良かった…。あの、貴方は?
パン:私はパンと言います。私は牧師で、ヤギたちと暮らしを共にしてきました。そのため、私はいつも人からマヌケだなんだと罵られます。私はただヤギが好きなだけなのに。ある日、小さな子供たちに石を投げられました。親にアイツはマヌケだと教えられたのでしょう。私は我慢できず、がむしゃらに走りました。走って走り疲れて、気がつくとここにいました。一人で、とても寂しかったので、あなた方が来てくれて本当によかった。
秋:牧師様に石を投げるなんて…、非人道的ですわ。
夏:山羊を馬鹿にするのも良くないよなぁ。アタシ、ハ○ジ好きだから許せないわ。
冬:ゆきちゃん!ハイ○は冬も好きだよー!
春:ちょっと変な匂いがしますが、明るい部屋へ行きましょう?パンさん。
KP:そう言ってパンと部屋の外へ出ると…。
パン:なんだ、ここは私の家だったのか。知らずのうちに帰ってきていたのか?
春:え?パンさんの部屋なんですか?
KP:4人がさっきまで感じていた異臭は消え、部屋も薄暗い灯りから暖かい灯りに変わり、内装もまったく変わっていた。
パン:みなさん、出してくれて本当にありがとう。もうこの街にはいられない。もしよかったら、私をあなた達の街に連れて行ってはくださいませんか?
春:和たちたちの街へ?良いですよ、一緒に行きましょう。
秋:最後の最後に申し訳ないのですが、心理学をパンさんに降らせてください。この方がラスボスって事はないですわよね?
KP:良いけど、秋ちゃん心理学は初期値だから5しかないよ?
秋:それでもです!
心理学【秋:5】65失敗
秋:ぐぬ…。
KP:パンは凄く笑顔だね。
春:まぁまぁ秋ちゃん、たぶん大丈夫よ。私はパンさんと一緒に外へ出ます。
KP:ドアを開けると、眩しい光が目の前を包み込み、気がつくともとの場所だった。
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その後、4人は再び小さな丘へ集まった。
ここ最近は天気が悪く、あいにく星が見れるような空ではなかったが、今日は来なければいけないような気がした。
春:あれからパンさん、どうなったのかな…。
秋:どうもこうも、あの方は実在しないのでは?
夏:秋はロマンがないなぁ…。
秋:非現実的な話は好きではないのです。
冬:冬は今回活躍出来なかったから寂しいなぁ…。
そう話している4人に、一人の男性が声をかける。
「ああ良かった、此処に居たんですね。貴女達を探して、はるばるギリシャから来てしまいました」